日本語でのPrEPの同意 | Japanese PrEP Consent
PrEPはHIV感染を予防する薬です。
この薬はHIV治療に使用するふたつの薬剤が含まれてひとつの錠剤となっています。
指示通りの服用により、HIV複製が防止され、HIVは体内に残りません。 PrEPはHIV感染予防に非常に効果的です。 HIV予防やくの効能が期待できる対象者は、
コンドームを一貫して使用しない人、
最近、性感染症にかかった人
メタアンフェタミンを使っている人
またはパートナーがHIV陽性であり、ウイルス量が不検出とならない人、 などです。
PrEPがすべての人に適しているわけではありません。 PrEP開始前に、HIV陰性でなければなりません。 HIV検査は、PrEP内服適正検査の一部として行われます。
もし、過去72時間以内にHIVに接触した可能性がある場合は、「PEP」と呼ばれる HIV接触後のための、別の予防薬服用が必要となることがあります。 ー もし、なたが過去1ヶ月にHIVに接触した可能性が高い場合は、PrEP服用開始から最初の数ヶ月間は、HIV感染がないかチェックしていく必要があります
PrEPの副作用はなんですか?
まれにある副作用のひとつとして、わずかに腎機能が低下することがあります。
腎臓に問題がある人がPrEPを服用する場合は、注意深く監視する必要があります。
その他、持病があったり、腎臓に影響を及ぼす薬剤を服用中でも、PrEPは服用可能ですが、注意深い監視が必要となります。
PrEP開始前には、全員の腎機能をチェックします
医師にはあなたの病歴のみではなく、内服薬や処方箋以外の薬品を含めて全てを伝えることが重要です。
これには、糖尿の薬や、痛みどめ、炎症剤なども含まれます
こつ密度低下というまれな副作用もあります。 こつそそしょう、骨が弱い場合、または骨関連疾患の家族歴がある場合は、医師に伝えてください。 PrEP開始前に、こつ密度試験を指示されることがあります。
軽度の副作用として、内服開始時に胃の不快感がでることがあります。 膨満感、軟便、便秘などです。
これらの症状は内服開始から数週間後に落ちついてきます。全ての人に起こるわけではありません。 予防法として、アシドフィラス入りヨーグルトをお勧めします。
PrEPはHIVのみに対する予防やくです。他の性感染症は予防しません。
コンドームを使用する、しないに関わらず、あなたはHIVから保護されます。
しかし、コンドームを使用しないと、他の感染症にかかる可能性が高くなります。 そのため、他の性感染リスクを減らすために、コンドームの継続使用をお勧めします。
PrEPを開始する前に徹底した性病スクリーニングを行います。 検査項目には、喉、肛門、および、尿検査があり、クラミジア、淋病をチェックします。 血液検査の項目としてHIV、肝炎、梅毒をチェックし、腎機能も検査します。
オーストラリアでは、毎日、いちにち1回1錠の服用が推奨されています。 この服用法により、HIV感染を99%ブロックします。
たまに、服用を忘れたとしても、保護力が大幅に低下することはありません。
万が一、週に4から6錠しか薬を飲まない場合でも、HIVに対する保護率は96%といわれています。しかし、毎日薬を飲み続けることをお勧めします。
毎日の生活の一部としていちにち1回、同じ時間に薬を内服することを、日々のルーティーンにいれることをお勧めします。
予備として、ピルケースを別に用意しておくこともよい考えです。 スペアの薬を通勤カバンなどにいれておいたら、内服を忘れた時にもスペアを服用することができます。
それでも、内服を忘れがちなら、毎日の投薬を促すリマインダー機能があるアプリを、携帯電話に入れるのもよいでしょう。
PrEP開始後、体内をHIV防御に最適な状態にするまでには、少なくとも継続してから7日間の内服が必要です。
状況が変わり、PrEPの服用をやめたい場合は、最後のHIV接触から28日間はPrEPを継続することをお勧めします。 このことにより、内服を中止前に、体内に入った可能性のあるHIVが完全に排除されます。
もしHIV感染のリスクがまれな場合は、断続的にPrEPを使用することもできます。この使用法については、医師から説明を受けてください。
PrEPの通常ルーティーンとして、3ヶ月ごとに再診の必要があります。 再診じには新しい処方箋が渡され、性感染症チェックと腎臓検査が行われます。
再診は、薬の副作用や毎日の内服継続をより効率よくするための話をする、よい機会でもあります。
このビデオがPrEP治療に関する必要な情報収集に役立つことを願います。